定時決定は、毎月の社会保険料の基準となる標準報酬月額を見直す1年に1回の機会です。
毎年7月1日から7月10日のあいだに、社会保険に加入している役員・従業員(以下、社会保険被保険者といいます)の4、5、6月に支給された役員報酬・賃金(以下、賃金といいます)を届出する定例の手続です。
定時決定の届出には、算定基礎届という書類を使います。算定基礎届が同封された茶色の封筒が、6月初旬から中旬にかけて日本年金機構から企業宛に発送されています。
2023年の届出期限は、7月10日(月)です。
提出方法や届出様式に変更はありません。今回の記事では、毎年一度の算定の基礎知識として、対象者や標準報酬の決定方法を改めてお伝えします。
- なぜ、定時決定が必要なのか
- 定時決定の対象者
- 標準報酬月額の決定方法
- 定時決定の対象となる賃金とは
- さまざまな標準報酬月額の算出方法
- 定時決定の届出方法
- まとめ
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