2025年度の最低賃金が改定されます。すべての都道府県の地域別最低賃金の答申が出揃い、全国加重平均額(都道府県ごとの労働者数×地域別最低賃金で計算した全国の合計を、総労働者数で割った額)は、昨年度の1,055円から66円高い1,121円となりました。これにより、全都道府県で初めて時給が1,000円を超えることとなります。
都道府県ごとの引上げ額は63円〜82円で、全国加重平均額の引上げ額は66円でした。これは、目安制度が始まった1978年度以降の過去最高額です。
最低賃金には、都道府県ごとの労働者の生計費や賃金、通常の事業の賃金支払能力を考慮して定められる「地域別最低賃金」と、特定の産業で定められる「特定最低賃金」の2種類があります。
今回の記事では、毎年10月頃を目安に改定が行われる地域別最低賃金(以下、最低賃金)について解説します。
- 今年度の最低賃金の動向
- 最低賃金制度とは
- 最低賃金に含まれる賃金とは
- 1時間あたりの賃金の計算方法
- 最低賃金の減額の特例許可制度とは
- 企業が対応すべきこと
- よくある質問
- おわりに
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