第4回 就業規則の効果 その1
今回と次回で就業規則の効果についてお話しします。
就業規則の効果は大きく2つに分かれます。
そのうちの1つが今回お話しする内容です。
就業規則の効果、2つのうちの1つめは、
「従業員の就業意欲向上」
です。
では、どんな風に就業意欲向上につながるのでしょうか。
例えば以下の3つが考えられます。
経営者の思いを伝える
経営者の思いを従業員に伝えることで意思の統一を図ります。
経営理念の達成には経営者と従業員が同じ方向を向いて前に進む事が大切です。
例えば、就業規則の総則に経営理念をはじめ経営者の思いの丈を書くのもお勧めです。
そのほか、各章での規則の作り方で経営者がどんな主義主張を持つ人なのかが読み取れたりもします。
魅力的な社内制度を明文化する
従業員にとって魅力的な制度を明文化する事で、一人一人のやる気を引き出し、定着率を上げます。
例えば、結婚祝い金。社長のその時の気分で出していませんか?是非、就業規則に明記しましょう。
他には、社内表彰制度。どうすれば表彰されるのかを明確に書くことによって従業員のやる気も上がります。
事業所内での働き方を明文化する
就業時間や、休日など基本的なことから、様々な手続、懲罰等、事業所に合った細かい事柄まで明文化する事によって、従業員は自分たちの労働環境を把握でき安心して働くことが出来ます。
ここまで読んで、
「本当にこんな事で効果が出るの?」
と疑問に思われる人も多いと思います。
例えば、毎月1000個売れている定価100円の商品を定価110円に値上げしました。
値上げ前と同じように毎月1000個売れると、毎月1万円売上が上がります。
非常にわかりやすいですね。
では、就業規則を整備しました。
次の月から売上が毎月1万円上がるかというと、さすがにそんなことはありません。
しかし、長いのスパンで考えると確実に会社の業績はアップします。
定価を上げると言ったように数字化できない、また、効果が長いスパンで現れる、そういった理由から就業規則の効果はなかなか信じていただけないことが多いです。
しかし、繰り返しになりますが、長いスパンで考えると会社の業績にいい影響を与えるのは確実です。
次回は2つ目の就業規則の効果についてお話しします。
2つ目に関しては今回のものより効果としてわかりやすいと思います。







